ブログ 〔 マニアック放言録 〕
2017.03.27
祝! 藤木由貴 嬢 遂にブレイク
皆さんは覚えているだろうか?
私が2015年の東京モーターショーで出会って、未来のブレイクを確信した
レースクイーンの 藤木由貴 嬢のことを。 ⇒ 2015年11月8日のブログ参照
彼女は何と、1月に発表された、「日本レースクイーン大賞2016」で大賞を受賞した(写真は授賞式)。拍手‼ 拍手‼ 大賞は、約400名を超えるレースクイーンからファン投票で選ばれた、人気トップ5に贈られる。
レースクイーンをわずか1年で卒業し、早々にモデルやタレントに転身した後にブレイクした朝比奈彩(当時は北川彩)嬢とは異なり、レースクイーン道を邁進して、そのヒエラルキーのトップに立ったのは素晴らしい。
残念ながらグランプリは逸したが、藤木由貴嬢は大賞受賞者に与えられる4つの特別賞のうち3つ(東京中日スポーツ賞、FUKUOKA ASIA COLLECTION賞、avex賞)を受賞、さらに所属チームがコスチュームグランプリ最優秀賞を受賞し、大賞を含めて 驚異の5冠 を達成した。
そして、かの最強アイドル、スパガ・浅川梨奈ちゃんも度々登場している「週プレnet」に、レースクイーン・藤木由貴嬢がグラビア・アイドル扱いで遂に初登場を果たす。レースクイーン界では立派なブレイクでしょ。
しかし、アイドル番付は群雄割拠で、女優からは「広瀬すず」と「平祐奈」の東西両横綱を筆頭に、「乃木坂46」と「欅坂46」のフォトジェニック担当が大関~小結の三役を固めている。かの最強なぁぽん(浅川梨奈ちゃん)でさえ、時々金星をあげながら、三役への昇進が期待される新進気鋭の若手ってとこなのだから。
そんな番付の中では、藤木由貴嬢の出世(人気の爆発)は、ベストを尽くして最高で前頭三枚目あたりかな。
圧倒的にスタイルが良い朝比奈彩嬢でも前頭筆頭くらいだから。上には上がいるよね、この世界は。
いずれにしろ、広瀬すずちゃんと平祐奈ちゃんの若手女優ツートップの地位は揺るぎないな(スキャンダルが無い限りは)。
RQ界のトップ・藤木由貴嬢をもってしても、両女優の格が違い過ぎる天性の魅力には到底及ぶべくもないのだから。
藤木由貴嬢の快挙を祝いつつも、あれから約1年半経った今の芸能界、層の厚さを改めて認識した次第。
やっぱ凄いよな。すずちゃん、たいちゃん、なぁぽん、そして坂道姉妹・・・。
2017.03.25
女優 「広瀬すず」 の問題点
昨日、若手女優のトップランナー広瀬すずちゃんの最新作 『チア☆ダン』 を観た。
結論から言おう・・・、番宣のやり過ぎだ。
過多な番宣情報が作品をダメにした。
非常に良い作品なのに、事前の煽り過ぎで、
予想を超える感動が得られない結果だったからだ。
飛ぶ鳥を落とす勢いの広瀬すずちゃんを抜擢して、
過酷なダンス訓練を経て完成させた作品だけに、
大々的な宣伝を打ちたくなる気持ちは分かる。
キャストが番宣出演した番組数は圧倒的に多く、
作品の内容も悪くないだけに、この春の青春映画は
『チア☆ダン』の一人勝ちになると想像していたが、
いざ蓋を開くと、決してそうではないようだった。
実話を基にしていることが、アピール材料になる半面、作品の結論が分かっている(=ネタバレしている)ため、
結論まで至る過程に余程のドラマを組み込まないと、映像作品として実話以上の感動を創り出すことができない。
そうでありながら、同じ状況にある 『ビリギャル』 では、作品を観た時のネタバレ落胆感は印象に残っていない。
つまり、『チア☆ダン』 を観た時感じた作品の物足り無さは、作品の内容や完成度が問題ではないのだろう。
私の結論はこうだ。
作品が、「広瀬すず」という女優の力に負けている。
ひいき目に見ても、客観的に見ても、批判的に見ても、広瀬すずちゃんの “女優力” は圧倒的だ。
彼女のルックスはもちろんだが、表情や演技、その存在感が強すぎて、物語が色褪せてしまうのだ。
実力・人気・知名度で同年代女優から群を抜いているため、多くの製作者や監督が広瀬すずちゃんを使いたがる。
さらに彼女は今、ハイティーンという宝石のような時間帯の只中にいる。そのため、今の彼女にしか演じられない、
等身大の年代、等身大の役柄で起用したくなるのだろう。そこに大きな問題点がある。すず作品の落とし穴だ。
『ちはやふる』、『四月は君の嘘』、『チア☆ダン』と、全てが広瀬すずちゃんを引き立てる映画のようになっている。
もちろん、製作者も監督もそのつもりはないだろうが、普通の生活の中にあんな女性はそうそう存在はしていない。
だから違和感が生まれ、登場人物の物語上の存在感以上に、「広瀬すず」という女優の存在感が勝ってしまうためだ。
「広瀬すず」という若い “大女優” を、年齢の等身大ではなく、女優力の等身大に合わせた役に起用しなくてはならない。
そのために必要なのは、同年代の高校生の日常生活を描いた物語ではなく、もっと特殊で非日常的な物語である。
言い方を変えれば、ハイティーンの心情を描く叙情詩ではなく、壮大な構造の物語を描く叙事詩が必要ということだ。
例えるなら、『スターウォーズ』のようなSFサーガや、『風と共に去りぬ』のような大河物語など、
「広瀬すず」という女優の力に負けないだけの、魅力的で構造的な仕掛けが物語自体に必要ってことなのだ。
次回の主演作も、高校生活における “ちっちゃな” 恋愛物なのが残念。
「広瀬すず」の女優力に対し、「病死」や「全米制覇」の仕掛けですらほぼ無力だったというのに。
製作者が企画を立てる際、安易に「広瀬すず」という女優力に頼り過ぎなのではないか。
監督が創作したい作品に対し、出演者として後から「広瀬すず」を選択するのではなく、
「広瀬すず」の女優力に見合った作品の企画を立てるところから始めなくてはならない。
今のような製作企画方法では、いつまで経っても「広瀬すず」に “代表作” は生まれないだろう。
2017.03.07
『シン・ゴジラ』 と 『ローグ・ワン』
3月3日に開催された『第40回日本アカデミー賞』授賞式にて、
我らが 『シン・ゴジラ』 が特撮映画として “史上初” の最優秀作品賞に輝いた‼ 拍手! 拍手!
他にも数々の最優秀賞(最多7冠)を受賞し、日本映画史にその名を永遠に刻んだ。
初日に鑑賞した直後の感想は、昨年7月29日のブログの通りだが、私の 『シン・ゴジラ』 評には幾つかの視点がある。
1. 未知の巨大生物を災害ととらえた純粋な「防災・災害対策」映画であること。
2. ゴジラを人間的感情の無い純粋な「自然の脅威」として描き切っていること。
3. 余計な人情劇を絡めない純粋な「人間vsゴジラ」の闘いを追求していること。
つまり、観客に媚びを売るような見え見えの展開を避け、徹底的に当映画の本質的なテーマを掘り下げた訳だ。
当然、流行りの漫画や小説を原作にしていないし、伝統を尊重しつつも、全く新しい映画作りに挑戦をして成功した。
その映画作りの姿勢こそが、『シン・ゴジラ』最大の魅力だ。ディズニーの姑息な『フォースの覚醒』とは真逆だ。
ディズニーは商魂逞しく、スターウォーズのサイドストーリーまで映画化し始めた。
エピソードⅣ直前の物語を描いた 『ローグ・ワン』 だ。
私は第一作劇場公開時からのスターウォーズ・ファンなので、ディズニーが嫌いでもしっかり劇場で観た。
さあ、皆さんはご覧になってどう思われただろうか。
まず、あの作品を間違ってでも “最高傑作” と謳うような人物は、そもそもスターウォーズの本質が何も分かっていない。
普通のSF特撮映画として見たら出来は良いが、エピソードⅣの美味しい伏線で姑息に観客の得点を稼いでいるので、
シリーズから完全に切り離された単独の作品としては評価できない。スターウォーズの世界観に当てはめて評価するなら、『ローグ・ワン』は正当な『スターウォーズ』映画ではなかった。
その理由は明白。フォースの闘い(ジェダイvsシス)が描かれていないからだ。
冒頭で “STAR WARS” のタイトルを出さず、お馴染みのテーマ曲を流さなかったことが、ディズニーの良心だろう。
その点だけは評価する。スターウォーズ・シリーズへの敬意が感じられた。そうしなければ許されなかったろう。
『ローグ・ワン』の中で唯一、『スターウォーズ』映画と呼べるシーンがあった。目の覚める思いがした。
スターウォーズをスターウォーズたらしめている本質が如実に表れている、ほんの一瞬のシーン。
ほとんどクライマックス。ダースベイダーが反乱軍の宇宙船に乗り込み、
銃器で迎え撃つ兵士たちをライトセイバーでなぎ倒すシーンだ。
圧巻の一言に尽きる。オリジナルのエピソードⅣより、圧倒的に魅力的で見事な完成度に仕上がっていた。
ダースベイダーの鬼神のような制圧力、文明の利器である銃器を無力化し、刀で迎え撃つという既成概念の打破。
そもそも、未来を描いていたSF映画にあって、「A long time ago, in a galaxy far, far away....」と始めてみせた。
宇宙論を無視した人間型異星人に満ち溢れる銀河を設定し、反乱軍を主役にした。
現代の “当たり前” をことごとく覆す仕掛けに満ち溢れている映画が、『スターウォーズ』なのだ。
でも、このシーンはエピソードⅣから借りてきたもの。
『ローグ・ワン』のオリジナル・シーンではない。
中国武術の「気」の概念に似た「フォース」(第一作では理力と翻訳)の設定こそが、ルーカスの偉大な “発明” だ。
フォースという虚構(ファンタジー)の周りを、特撮によるリアリティで固めた世界観がスターウォーズそのものなのだ。
だから、フォースの闘いが描かれていないと、スターウォーズとは呼べない。
つまり、普通の映画。
そう、『ローグ・ワン』は普通のSF映画であり、正当な『スターウォーズ』映画ではないのだ。
分類にすら入っていないのだから、そもそも最高傑作などであろう訳がなかろう。
目を覚ませ、にわかスターウォーズ・ファンどもよ。
まず自分自身に “フォースの覚醒” を起こすのだ。
2017.03.05
平祐奈ちゃんの出演映画鑑賞
昨年11月の出版記念握手会で、平祐奈ちゃん本人から今年7本の映画に出演すると教えてもらった。
翌12月のカレンダー発売記念握手会では、平祐奈ちゃん本人に「7本全部観ます」と約束した。
楽しみに劇場公開を待っていたのだが、いつまで経っても最寄りの劇場に公開予定情報が入らない。
私にとって平祐奈ちゃんが出演すればメジャー作品なのだが、どこの劇場ででも公開される訳ではないらしい。
そういえば、乃木坂46の『悲しみの忘れ方』もユナイテッド・シネマ豊洲には来ず、お台場シネマメディアージュだった。
今注目している浜辺美波ちゃん主演(宮永咲役)の『咲-Saki-』も、わざわざ池袋まで観に行くしかなかった。
という訳で、2017年最初の平祐奈ちゃん出演作品、『キセキ ―あの日のソビト―』(櫻井結衣役)を、
3月1日の映画の日に、初めて足を運ぶ銀座・丸の内TOEIで観た。職場から近いので立地は悪くない。
作品はというと、祐奈ちゃんが主人公たちと直接絡まない役で出番が少なく、ファンとしてはやや物足りなかった。
しかし、物語の流れをつくる大事な役どころだし、クレジットには4番目に名前が出るから、まあよしとするか。
その勢いで3月3日、いつもの金曜会員デーに豊洲へ
『きょうのキラ君』 (矢作澪役)を観に行った。
(写真は別の劇場で舞台挨拶が行われた時のワンショット)
期待外れだった広瀬すずちゃんの『四月は君の嘘』よりは
少しマシだったが、やはり病気物は状況設定が安易に感じられる。
映画自体が医療モノならわかるが、ラブストーリーにからめるなら、
リアリティの描き方が弱いと、観ていて興ざめしてしまう。
そこは原作が漫画であることの限界なのかもしれない。
そんな中、祐奈ちゃん初挑戦の本人と真逆のドSキャラ・矢作澪は、
ドラマにリアリティを持たせる重要な役で、作品の引締め役だった。
美人なだけに、ドSキャラがハマる!ハマる!!
しかし、あまり美人過ぎると、作品中の適役がかえって狭まるかも。
でも、そこは “女優” だから、演技力を磨いて乗り切って欲しい。
そういう意味では、もうすぐ公開される『サクラダリセット(前編)』(相麻菫役)、『暗黒女子』(二谷美礼役)、
そしてW主演の『ReLIFE』(日代千鶴役)での演技を楽しみにしている。どの作品も人物像が違っているようだ。
<各作品の公開予定日>
『サクラダリセット(前編)』 2017年3月25日: ユナイテッド・シネマ豊洲 他
『暗黒女子』 2017年4月1日: 丸の内TOEI 他
『ReLIFE』 2017年4月15日: ユナイテッド・シネマ豊洲 他
『サクラダリセット(後編)』 2017年5月13日: ユナイテッド・シネマ豊洲 他
2017.03.04
浅川梨奈ちゃん 最強説
芸能界は怖いもので、知らないところで次々と新星達が登場する。
浜辺 美波 ちゃんもその一人。写真は映画の一コマ。
漫画が原作の『咲-Saki-』で初主演(宮永咲役)を務めている。
TVドラマ(全4回)と劇場映画の連続シリーズ。
その前の作品から注目されていたらしいが、私は知らなかった。
最寄りの劇場で公開されないので、わざわざ調べて池袋まで観に行った。上映館は東京都でも多くなかった。
しかし、作品は面白かった。個人的には、広瀬すずちゃんの『ちはやふる(上の句・下の句)』より良かった。
話の成り行きからして、次は咲達が全国大会に出場する続編映画が作られるに違いない。また観に行こうと思う。
もう一人、作品中で浜辺美波ちゃん以上の逸材として、私の目に留まった若手女優がいる。
浅川 梨奈 (あさかわ なな) ちゃんだ(上の写真左、現在17歳)。
その存在は以前から知っていた。コンビニに並ぶ漫画雑誌の表紙でだ。
浅川梨奈ちゃんはアイドルとしての下積みを経て、2014年2月から
SUPER☆GiRLS(スパガ)の第2章メンバーとして活躍している。
因みにスパガは結成当時、荒井玲良(現・荒井レイラ)嬢に注目していたが、
グループ自体がパッとせず、玲良嬢も16年6月に脱退(&改名)した。
そうこうしている間に、時代も私の心も完全に「坂道姉妹」に移っていた。
昨年から「スパガの浅川梨奈」として度々表紙を飾る彼女を見ていたが、
スパガからはB級アイドル臭を拭い去れず、敢えて手には取らなかった。
しかし、『咲-Saki-』を観て浅川梨奈ちゃん(なぁぽん)の凄さを認識した。
それは演技中心の他の新進女優には無い、“スタイルの良さ” だ。
『咲-Saki-』の中では、浅川梨奈ちゃんは水着にはならないものの、
スタイルの良さは隠し切れない。それは、“腰の高さ” に表れている。
上の写真を見ても、浜辺美波ちゃんと同程度の背丈で、腰の位置が違う。
これは、メインキャストの後ろ姿を映し出したシーンで顕著に表れていた。
同様の現象は、少し前に欅坂46の佐藤詩織ちゃんでも話題だった。
同じ背丈のメンバーと座ると、詩織ちゃんの方が一気に背が低くなる。
つまり、“足が長い” のだ。これはタレントとして大きな武器だ。
浅川梨奈ちゃんのルックスは、有村架純、武井咲、能年玲奈(のん)、広瀬すず、平祐奈、永野芽郁、浜辺美波、桜井日名子ら今をときめく若手女優と良くて同等、女優としての演技力と人気(CM出演数や一般知名度)なら、決して彼女らの上を行く存在ではないかもしれない。しかし、タレントとしての総合力を評価すると、事態は一変する。
そもそも浅川梨奈ちゃんはアイドルなのだ。SUPER☆GiRLSのセンターを務めるアイドル歌手なのだ。
その点は橋本環奈ちゃんと同じ立ち位置になる。環奈ちゃんも漫画誌や一般雑誌の表紙を度々飾っている上に、
アイドル歌手でありながら、映画の主演(『セーラー服と機関銃-卒業-』)を果たし、女優としてのキャリアも積んでいる。
因みに、浅川梨奈ちゃんも2014年3月公開の『鐘が鳴りし、少女達は銃を撃つ』で映画初主演している。
私が初めて広瀬すずちゃんと出会ったTVドラマ『幽かな彼女』にも、実は出演していたらしい。
梨奈ちゃんと環奈ちゃんの条件がここまで同じとして、絶対的に違っているのが、水着グラビアの登場回数だ。
浅川梨奈ちゃんは、他の同年代女優やアイドルには無い、水着グラビア・モデルとしての顔も持っている。
しかも、昨年の水着グラビアや表紙への登場回数はダントツで、事実上の頂点(グラビア・クイーン)と言っていい。
最近のスパガを知らないので、ダンスと歌唱の実力は把握していないが、最低でもAKB48並みと想定し、
タレントの実力を ルックス/スタイル/演技/歌唱/ダンス の5つの要素でレーダーチャートを作るなら、
浅川梨奈ちゃんは限りなく大きな正五角形を描き出すだろう。
そういう意味において、少なくとも2016~17年の 最強女性アイドルと言えるのかもしれない。
ただ一点、気になるのは右の八重歯。もし本気で一流女優を目指すなら、早めに矯正してほしいものだ。
いずれにしろ、彼女の成長ぶりと活躍ぶりを、じっくりと楽しんでいこう。