ブログ 〔 マニアック放言録 〕

2015.11.08

東京モーターショー2015

日本市場は、世界の自動車産業から舐められたもんだ。

上海や中東の“成り上がり金満国家”のモーターショーにはこぞって出展するが、
金持ちでも1台億単位のスーパースポーツにはお金を浪費しない、“アンチ道楽”の成熟紳士の国・日本には、
フェラーリ、ランボルギーニ、ブガッティ、アストンマーチン、ロータス、ベントレー、マクラーレン、ケーニグゼグはもちろん、
フォードやシボレーなどのアメ車でさえ出展しないという惨憺たる状況。市場として魅力が感じられないのだろう。

気持ちは分かるが、メーカーの姿勢として露骨かつ軽薄に思える。悔しい半分、日本人として情けない。
しかし、未だにマツダの初代デミオに乗っている私としては、批判できる立場に居ないので尚更つらい。

それでも、車離れが進んでいると言われながら、最終日のためか会場は沢山の来場者で賑わっていた。
それなりに充実しており、スーパーカー・ファンかつモデルカー・マニアの私から見て、特に面白かった車を紹介する次第。

YAMAHA Sports Ride Concept

今回のモーターショーで随一のコンパニオンとして目にとまった、藤木由貴女史が受付嬢を務めていた。

電気自動車!! 現代版ISETTAこと piana と、Transformed Mobility ex machina CONCEPT

エンツォ・フェラーリ・デザイナー Ken Okuyama Kode9 & Kode7 Clubman

Radical RXC Turbo & Three Wheeler SLINGSHOT

Nissan Concept 2020 Vision Gran Turismo

Mazda RX-VISION ロータリー・スポーツ・コンセプト & ロードスター(おまけ)

ドイツ車たち (真新しくないので詳細は割愛)
 

Honda NSX

その他 もろもろ

ここで紹介しなかった車でも、やはり2ドア・クーペがカッコ良かった。車はカッコ良くなくては。
カッコ良くなかったら、単なる日常品の使い捨て「道具」に成り下がってしまう。

それと、車は軽量でなくてはECOではない。100kgの人間が1トンの車で移動するのは愚の骨頂。
電動パーソナル・コミューターも、軽くなくては意味が無い。

自動車文化の発展は、“売れ線”のSUV系へではなく、カッコ良い軽量コンパクト・カーへのシフトに見出すべきでは。
大出力化、大型化に知恵は要らない。1000ps欲しければターボを強力に利かせれば済むこと。偉くはない。
軽量化の中に新しい機能と利便性を盛り込み、カッコ良い乗り物に仕立てることにこそ、技術者の英知が求められる。

それともう一つ。何と言っても安くなくては。モデルカー・コレクターの私には、実車にお金を費やす資金的余裕が無い。
一部の金持ちか自動車マニアでしか、楽しくカッコ良い車に乗れないようでは、文化としての成熟は望めない。

今回、スーパーカー・ファンにしてモデルカー・マニアの私としては、海外のモーターショーも視野に入れねばと痛感。
フランクフルト・モーターショーに行ったのは既に20年ほど昔のこと、ロータス・エリーゼが初お披露目された年だった。

まあその前に、体重を30kgは落として(体力が要るから)、一眼デジカメを買ってからの話になる。
はてさて、いつになることやら。

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Who is 「私」? -自己紹介-

1965(昭和40)年生まれの射手座A型、ありふれた日本人ビジネスマン。シンプルなラインで洗練されたデザインなどをこよなく愛す。

ロボットでは Zガンダム / 大張版ドラグナー / ダンガイオー、そしてVF-2SS バルキリーⅡ。ヒーローでは バットマン(映画版1&3) / イナズマン / 破裏拳ポリマー / ダースベイダー。

工業製品では70年代に日本を席巻したスーパーカー。実は1/43精密モデルカーの自称「世界屈指のコレクター」。本サイトとは別に、モデルカーの愉しみ方を伝えるウェブサイト『モデルカー学』全7章を2017年2月6日に開講(日本語部分のみ)した。

新進女優では平祐奈さんと広瀬すずさん。グループ歌手では乃木坂46と欅坂46。基本はハコ推しだが強いて言えば、星野みなみ、堀未央奈、佐々木琴子、高山一実、岩本蓮加、菅井友香、長濱ねる、守屋茜、渡邉理佐などが推しメン。ひらがなけやきも意外と好きで、推しは齊藤京子、加藤史帆、渡邊美穂、小坂菜緒ら。二期生が加わってひらがやけやきは大化けする予感。

2017年6月25日から英国ロンドンに駐在(19年振り)し、2018年6月7日に日本に帰任。ロンドンでの欧州見聞録は『モデルカー学』のブログとFacebookに掲載中。

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