VF-2SS 機体解説
宇宙空間用 可変機動兵器 (バルキリー)
機体仕様 (アニメ設定上のデータ*)
- 機体名称 : VF-2SS (通称 バルキリーⅡ)
- 開発者 : 統合軍技術陣
- 開発年 : 2072年 (1号機ロールアウト)
- 制式採用年 : 2081年 (統合軍)
- 全高 : 14.5 m (バトロイドモード)
- 全備重量 : 19.1 t
- エンジン : タチカホフ熱核反応タービン × 2
- エンジン推力 : 25,600 kg (通常推進時) × 2
- 武装 : 対空レーザー機銃、ガンポッド、スクアイアー
*記載データは正確性を保証するものではありません。
ここで紹介したモデルは、アニメが企画された当時、バンダイが試作した「1/100 VF-2SS ノーマルタイプ・プラスチックキット」(プラモデル)のストレート組みサンプルです。人気を博した初代バルキリーからの連続性もあり、当初は当然の如くノーマルタイプが主軸にとらえられていたようでした。
一部差し替え式とはいえ、バトロイドはもちろん、全モードが素晴らしいプロポーションに仕上げられており、そのまま三段変形する画期的なモデルです。試作で終わり、製品化されなかったのが極めて残念でなりません。
幻のバンダイ三段変形プラモデル (ノーマルタイプ・バルキリー)
約20年後の最新技術で 「三段変形ノーマルタイプ」 復活を !!
何故これほどのモデルが市販化されなかったのか、大いなる謎です。とはいえ、ノーマルタイプを無視したアニメ本編のストーリー展開が、モデルのライ ンナップに大きく影響したこと(アニメファンの論理)は容易に想像できます。模型ファンからすると、理不尽な判断だとしか思えません。こういうところに、私が「模型ファンの論理」を主張する理由があります。
現在 「VF HI-METAL」 シリーズを展開しているバンダイに限らず、今日のバルキリーモデル・サプライヤーである海洋堂やYAMATO、WAVEなどの各メーカーが、この素晴らしい 「VS-2SS バルキリーⅡ」 を最新技術でモデル化してくれることを、模型ファンとしてただただ祈るばかりです。