Simply The Best !! 機能とデザインの最高融合体 VF-2SS Valkyrie II
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「模型ファンの論理」 に立って 「バルキリーⅡ」 の魅力を紹介
アニメ本編(物語)が面白いと、登場メカは比例して人気を博し、多種・多数モデル化されます。アニメが面白いから模型が欲しくなる「アニメファンの論理」です。車も同様に、F1やルマンなどの優勝車がカッコ良く見え、そのモデルカーが人気を博し良く売れるという「レースファンの論理」があります。共に、3D造形物を何かの付随物として扱うため、一過性ですぐに飽きてしまう傾向があります。
一方、模型ファンというのはあまり周囲の状況には影響されず、目の前に存在する3D造形物を価値判断の対象としてとらえることができます。つまり、姿に凝縮しているデザインの個性や造形の完成度に、真摯に向きあえる訳です。これが、「模型ファンの論理」です。
私は、オタク級の「アニメファン」ではなく、1/43モデルカーのコレクションを主軸とする、マニア級の「模型(3D造形物)ファン」です。従って、このバルキリーⅡも単なるアニメ本編の付随物ではなく、ストー リーとは別次元の「純粋な3D造形物」としてとらえ、模型ファンの論理からメカデザインの魅力をお伝えします。
幻のメカデザイン最高傑作 「バルキリーⅡ」 の魅力が堪能できる4大コンテンツ
基本デザインの「素性」の良さが高い完成度へと結実
「超時空要塞マクロスⅡ」のアニメ本編では、メカがストーリーに絡む必然性がなく、主役メカであるはずのバルキリーⅡでさえ、一体どこに登場したのか分からないくらいでした。模型ファンとして、アニメ作品の批判や制作関係者の事情詮索などはいたしません。しかし、3D造形物として厳然と存在するこのバルキリーⅡを見れば、著作権保有者らがアニメ本編を闇歴史に葬ったとしても、決してバルキリーⅡをロボットヒーロー史から葬り去ってはいけないことが、必ずお分かりになるはずです。
1992年のアニメ本編制作関係者の思惑はともかく、結果論として、マクロスの父・河森正治氏の変形コンセプト、Zガンダムデザイナー・藤田一己氏の基本デザイン、大畑晃一氏のヒーロー然とした仕上げが三位一体となって、バルキリーⅡは誕生しました。まるで、イギリスのジャガー、イタリアのランボルギーニ、ドイツのポルシェが1台のスーパーカーを開発したようなものです。
ロボットヒーロー史の数ある名機の中でも、私は「VF-2SS バルキリーⅡ」こそ、極めて高い完成度を誇る最高傑作の一つだと確信しています。