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ブログ 〔 マニアック放言録 〕

2016.11.22

欅坂46、等身大の魅力爆発 ‼

欅坂46 が11月30日に3rdシングルを発売する。

タイトルは、『二人セゾン』

セゾンとはフランス語で季節のこと。決してセゾンカードのタイアップCM曲ではない。
11月17日に、フルサイズの公式PVがYouTubeに期間限定で公開された。

まず、かつての〝ZARD(ザード)” 一連のヒット曲のように、
曲のタイトルがサビのフレーズを構成しており、曲はそのサビから始まる。初めてのことだ。

また、シングル前2曲に特徴的だった、サビ前での曲調の変化がない。これも初めてのことだ。
そのことにより全体構成のダイナミズムが弱まったが、サビの音程の幅広さが躍動感を補っている。
前2作より単調で大人しい印象を受けるものの、サビが耳に残って離れない。

曲のテーマも、社会的つまり個人対世界という図式から、個人的つまり私とあなたという図式に変わった。
その象徴か、PVでは曲毎に違う欅坂制服時より、一般的な女子高制服時の方が凄く自然な印象を与えている。

これまでと違い、メンバーが終始笑顔で、カメラもそれなりにメンバー 一人一人の表情をとらえて映し出す。
サイマジョから携わっているTAKAHIRO(上野 隆博)のモダンバレエ風振付も、内面表現に貢献しているようだ。

さらに言えば、これまで目立つ機会に恵まれなかった ふーちゃん(齋藤 冬優花)しーちゃん(佐藤 詩織)
みーちゃん(小池 美波)あーちゃん(原田 葵)をフォーメーション前列に抜擢し、PV露出を高めている点も新鮮。
不動のセンター てち(平手 友梨奈)のスター性より、ハイティーンのメンバー 一人一人が主役なのだろう。

このように、曲調、テーマ、PV等から、『二人セゾン』は 欅坂46メンバーの等身大の魅力 に溢れている ‼

サイマジョのインパクトは強烈で、グループのロケットスタートに成功したものの、過去2作の表題曲は彼女らの歌う
〝ぼくのアイデンティティ” や〝ぼくのリアリティ” から少し乖離した、背伸びして作り上げた世界観だったように思う。

『二人セゾン』が今までで一番、いや初の 欅坂46らしい楽曲 なのではないだろうか。
そう、少し時代を遡った、乃木坂46の 『君の名は希望』 に匹敵するような。
(お姉さんたちのように、発売から1年以上過ぎて『二人セゾン』での紅白歌合戦初出場になったりして)

少なくとも、欅坂46の楽曲では、私は『二人セゾン』が一番お気に入りなのかもしれない。
(長濱ねるの『乗り遅れたバス』と甲乙は付けがたいけど)

乃木坂46の『サヨナラの意味』と共に、『二人セゾン』をぜひ聴いてみてほしい。

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