完成したVF-2SSを見慣れると、原案となる藤田バルキリーVF-XSは、全体の斑紋模様などから生態メカとしての印象を強く受けます。
異星人(ゼントラーディ)と地球人類の技術融合というアニメ設定を忠実に反映させたデザイン結果なのでしょうが、マクロスアニメの主役を担う戦闘メカとしては、幾分ヒーロー感に乏しいと言わざるを得ません。
しかし、顔の印象や斑紋模様を無視すれば、全体のフォルムと変形機構は、VF-2SSとほとんど同じです。それだけ、土台となる藤田氏の基本デザインが優れていたということに他ならず、同時に、大畑氏のちょっとした意匠変更が、驚くほど好印象化をもたらしたということです。
両氏の才能が融合して誕生したバルキリーⅡ、まるでアニメの設定みたいですね。
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