バルキリーはシンプルなライン構成の機体でありながら、戦況に応じて 「バトロイド」⇔「ガウォーク」⇔「ファイター」 と最適なモードに三段変形できます。 しかし、変形途中の無防備状態は大きな弱点でした。そこで、バルキリーⅡではゼントラーディからの技術導入によって、変形時に負担のかかる肩部と股間部の関節に特殊な磁気コーティングを施し、変形過程のスムーズ化と変形時間の短縮(半減)を達成しました。もちろん、アニメ設定上の話ですけど。
このページのモデルは、ガレージキットメーカーのG-PORTが当時発売予定だった1/144キットの試作原型に、プロモデラーの揚田幸夫氏が手を加えて製作した作品です。
キットは当然可変ではなく、揚田氏独自の企画力と技術力によって、このような素晴らしい三段変形プロセスのモデルが完成しました。モデラーの技量に敬服いたします。
左のバトロイド単体モデルは、プロポーションに少々手を加えて、カッコ良い立像として製作されたそうです。
バルキリーの1/144スケールは、ガンダムサイズでいうと、ほぼ1/220スケールに匹敵します。このサイズでバトロイド、ガウォーク、ファイターの三形態を全て製品化してくれていたら、バルキリーⅡの模型ファンは歓喜したことでしょう。
G-PORTさんが本キットを市販化されなかったのが、残念で仕方ありません。
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