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ブログ 〔 マニアック放言録 〕

2018.01.30

乃木坂 生駒ちゃん卒業発表

来るべくして来た、この時が。

オタッキー振りは相変わらず絶好調の乃木坂46初代(計6作)センターの生駒(里奈)ちゃんが、ファンの予想通り遂に卒業を発表した。来るべくして来た、想定されていた事柄が現実になったという感じ。ななみんの時ほど唐突感は無く、冷静に受け止めている。

当時、女性アイドルグループの主役の座をモーニング娘。から奪い取り、最盛期に向かって突き進んでいたAKB48に対し、「公式ライバル」としての宿命を負わされ、38,934名から選ばれた逸材ぞろいでありながら舞台「16名のプリンシパル」で過酷な競争社会の現実と戦わされ、様々な苦難を克服しながら地道にファンを獲得し、東京ドーム公演や紅白歌合戦3年連続出場、日本レコード大賞受賞にまで成長した乃木坂46。

かつてのライバルAKB48から、“国民的アイドルグループ”の称号を奪取するまで、そして現在の栄光を勝ち取るまで、宿命ゆえの初期の逆風を真正面から受け続けたメンバーが、生駒ちゃんだった。楽曲ではセンターなのに、順位を会場の観客が決める「16人のプリンシパル」では、生ちゃん(生田絵梨花)やかずみん(高山一実)に人気を取られ、センターに立てず悩み苦しんだ。第6作目で2代目センターにまいやん(白石麻衣)が選ばれた時、これまでの重圧と緊張から解放され、選抜発表の場で卒倒した。冠番組以外(外番組)で、一足早く活躍を始めたのも生駒ちゃんだった。乃木坂46の黎明期に彼女が果たした功績は大きい。これは、誰も否定できないはずだ。

ただ、選抜で3列目が指定席となった最近は、彼女の乃木オタからの評判は少々芳しくない。現在の女性グループアイドルのビジネスモデルが、握手会に紐づけしたCD販売になっている限り、彼女らの闘う主戦場は、むしろTV等の外番組ではなく、この握手会なのだ。握手会での人気(握手会チケットの売上)が選抜入りの大きな選考基準だし、自分を“推し”てくれるオタのハートをガッチリ鷲掴みにすることが、女性アイドル(アーティストではない)のメインビジネスだからだ。そういうオタたちが、コンサートにも足を運ぶし、グッズを山のように買って、会場で一体となってコンサートを創り上げる。女性アイドルグループのコンサートは、会場のオタ達が居てこそ成立するのである。

なのに、生駒ちゃんは握手会人気が下がってきただけでなく、本人も握手会が嫌になったのか、頻繁にドタキャン欠席をするようになったらしい。本業を疎かにして、外番組等でいい顔をしていても、彼女を支えているのは握手会に足を運ぶオタたちなのだ。彼らから見限られたら、TVだけを通じて観ている私のような無責任な非オタ(オタレベルに到達していない自称ファン)が何を言っても、アイドル稼業は幕引きとなる。

本人がインタヴューで語っているように、22歳の卒業(芸能界引退ではない)を機に社会人としての一般教養をしっかり身に着けるのは、生駒ちゃんのこれからの長い人生において非常に良い、意義のあることだ。もう、乃木坂46での役目は十二分に果たした。期待以上の成果は十二分に上げられた。後顧の憂いなく、自分の人生を再設計して欲しい。

本当にお疲れさまでした。

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