2013.07.09
6月27日発行のムック本、『語れ!マクロス』をご覧になっただろうか。
表紙には「マクロス全シリーズ完全解析」とあり、【永久保存版】と謳っている。
アニメでも模型(フィギュア)でも、雑誌系のマクロス特集本は必ずと言っていいほど
バルキリーⅡには触れていない(さすがに、マクロスクロニクルは例外)。
私がウェブ本編で書いているように、本書も結局は「マクロス=河森正治」の図式に終始。
60ページからの「マクロス〔メカ〕完全図鑑」では、案の定、マクロスⅡのメカを一切排除している。
バルキリーⅡが登場するのは、112ページの音楽プロデューサーのページで、
彼が他のマクロス作品にもかかわっているため“仕方なく”、コメントの脇に小さい写真を1枚掲載。
本誌に紹介されているあらゆるバルキリーと比較しても、バルキリーⅡの完成度は高い。
河森正治氏本人や、執筆者の面々は、「藤田一己+大畑晃一」のバルキリーⅡがそんなに怖いのだろうか。
バルキリーⅡをはじめ、マクロスⅡに登場する秀逸なメカ群をそんなに毛嫌いするのなら、
少なくともバルキリーⅡの全権利(著作権や商標権など)を譲り受けたいものだ。
バルキリーⅡのオーナーは一体誰なのだろうか。
そして、オーナーとしての義務と責任を果たしているのだろうか。
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