2011.04.03
東日本大災害のTV報道を見ていて、架空の戦闘兵器バルキリーは、実は救助活動など平和利用の目的にも、非常に汎用性と機能性の高いメカだと痛感した。
SFアニメ扱いせず、科学技術の粋を集めて、バルキリーの実用開発に取り組むべきではないだろうか。
大自然の脅威に対し、人間の大きさや存在はちっぽけなものだ。人海戦術で救助隊を数多く投入しても、人目線では人目線からの作業しかできない。そもそも人間を超える大きな力を受けたから大参事に至った訳だから、救助するにも、人間を超えた大きな力を駆使しないと、対抗できる道理はない。
大きな自然災害が発生すると、道路や鉄道など現地へのアクセス路は崩壊する。そのような緊急時に被災地へ乗り込めるのは、戦車などキャタピラ付きの特殊車両に限られる。被災地が海岸沿いの場合、近くまで船で行けても、そこからは同じだ。どちらも、移動先は場所も状態も予測不可能な被災地なので、途中の状況や距離に関わらず、緊急で駆けつけられる能力が備わっていなければならない。
必然的に、最も有効な移動経路は「空」ということになる。では、航空機はどうか。残念ながら(ハリアー等を除けば)、飛行機には長大な滑走路が必要だし、ヘリコプターでも然るべき広さの平地がなければ、着陸は困難。もともと移動するために造られた航空機だから、移動前後の離発着には弱い。しかし、本番の救助作業は、まさに移動した後に行われる行為だ。だから、TVでよく見るヘリコプターの救出では、ごく少人数を吊り上げて、何度も往復輸送するしかないのである。
我らがバルキリーの機能はどうだろうか。まず、被災地までの移動はファイター(航空機)でひとっ飛び。水上で家屋の屋根に取り残された人がいたら、ガウォークでホバリングして接近、腕を出して掌に載せ、安全な場所まで移動できる。瓦礫の山があれば、バトロイドに変形して、まさに人間の大きさを超えた「巨人」となって、瓦礫を取り除いて被災者を救出することができる。
災害時の人命救助は、時間との戦いだと言われている。人間サイズの道具より、バトロイドが大型の道具を用いた方が、圧倒的に効率が良いはず。仮にバトロイドが人間の10倍大きいなら、10倍速く人命救助ができるかもしれない。救助探索用ロボットは、ほとんどが人間より小さい。仮に要救助者を発見しても、その後は今まで通りの人海戦術と大差ないだろう。実は、ロボット技術が開発目標とすべきは、汎用型巨人「バルキリー」なのではないだろうか。
モビルスーツでも大きな進歩だが、先述した通り、被災地までの移動が問題になる。あのデザインだから、現実的には到底空は飛べないはず。自分で移動できないロボットなんて、足手まといでしかない。やはり、空を飛ぶには航空機形状が最も合理的だろう。被災地に搬入する救助道具や補給用燃料、また救出した被災者の運搬などには、サンダーバード2号のような専用輸送機をバルキリー部隊に随行させておけばいい。
隣人との紛争を解決するには、外交や政治、社会学や心理学など、人文科学の様々な手法が存在している。そもそも、人間同士のいさかいは、家庭内の兄弟げんかのようなもの。それに対し、自然の脅威は家庭ごと物理的に壊滅させてしまう。その一方で、人間に多大な恵みをもたらしてくれるのも自然に他ならない。つまり、人間と自然が共生できるようにするための解決策、それが正に自然科学ではないだろうか。
膨大な予算を投入して、人間同士が殺し合う破壊兵器を開発するのではなく、人間が自然と共生できる手法の開発にこそ、人類の英知と科学技術を結集すべきではないだろうか。
ランメイ派の現役高校生
いきなりのコメントすいません
VF系列は宇宙での戦闘も視野に入れた兵器だということがPOINTだと思います。宇宙では空気はないので翼は意味がなくなります。そうなるとロケットエンジンだけでの機体操作になります。するとあの足の先にエンジンがありどの向きにもエンジンを向けれるというのは画期的で理想なデザインかと思います!!!しかし エンジン一度エンジンを切ってしまうと次の点火までに少なからず時間がかかります。でも宇宙ではその間も運動しつづけてしまいます。宇宙ではとまれないんです。
宇宙では距離感がまったくなくなってしまうんですね。近くの小さいマシンなのか、遠いところにある大きなマシンなのかってわからなくなってしまいます
ということなので今の科学技術ならミサイルのほうが何倍もいいわけです。
科学技術の進歩を待つのみって感じですね!!!しかしバルキリーに乗りたい夢は同じです!!!!
マジレスすいません←マクロスの話になると熱くなってしまうんです
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